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よくあるご質問

1.こんな課題を解決したい!

  • 粘性や比重の高い液を移送したい

    可能です。ただし各ポンプの対応範囲内に限ります。

    みつわポンプ製品は様々な移送液用途で活躍しており、その中には粘度や比重の高い移送液もございます。
    ただし、下記の対応範囲を超える場合には移送が困難となりますのでご留意願います。

    上記は目安の範囲となります。対応可能範囲内であっても、選定や動力が変更となる場合がございますので粘性・比重が高くなる際は一度ご相談下さい。

  • スラリーを含む液を移送したい

    可能です。ただし、スラリーの内容や条件によっては使用が困難な場合もございます。

    スラリー液の代表的なものとしては、「消石灰(MAX30%)」「汚泥(凝集沈殿・活性汚泥)」があります。

    その他にも「セラミックスラリー」「珪藻土(MAX25%)」「強酸(硫酸又は塩酸)+スラッジ」
    「産業廃棄物処理施設での酸・アルカリ廃液」など様々なスラリー液対応の実績がございます。

    ただし、移送液条件によっては使用が困難な場合もございますので、ご用命の際には以下の条件を弊社営業にご教授頂きますようお願いいたします。
    【移送液条件】液名、濃度、温度、PH、スラリー名、スラリー濃度、スラリー粒径、比重、粘性

  • 酸・アルカリ液を含む液を移送したい

    可能です。ただし、薬液の種類や液温によって使用が困難な場合もございます。

    酸・アルカリ廃液やケミカルスラリー液の移送には多数実績があります
    酸・アルカリの薬品(薬液)を移送する場合は、マグネットポンプ等のケミカルポンプを使用することが最適ですが、スラリーを含む液体や排水・廃液の場合はケミカルポンプでは早期故障してしまいます。

    当社には、耐スラリー性に優れたゴムライニング製ポンプと低濃度のスラリーに対応できる樹脂製ポンプがございます。
    【ゴムライニングポンプ】・・・・・クローバーポンプ、ラバーセルポンプ
    【樹脂製ポンプ】・・・・・マジカルポンプ(CWMsereis、SWMsereis)

    酸・アルカリ液は混入する薬液の種類や液温によって選定が異なりますのでまずはご相談ください。

  • 塩濃度の高い液を移送したい

    可能です。

    みつわポンプには、内面にゴムライニングの【ラバーセルポンプ】【クローバーポンプ】がございます
    海水などの塩素イオン濃度が高い環境下では、たとえステンレス鋼であっても、”孔食”または”すき間腐食”といった局部的な腐食が発生し、ポンプの早期故障に繋がるケースがございます。

    接液部材がゴムであるラバーセルポンプ、クローバーポンプは高塩濃度の環境下でも腐食しません
    また、充分なゴム厚を保持してますのでスラリー成分(摩耗)にも強いポンプです

    ラバーセルポンプ参照ページ

    高塩濃度の焼却灰が埋められる「一般廃棄物最終処分場の浸出水移送」にも多数ご使用頂いております。

  • 自吸運転で使いたい

    可能です。クローバーポンプ、マジカルポンプCWMsereisを除く

    吸上運転時の自吸タンク・フート弁等の付帯設備が不要です。また、ポンプが二重ボリュート構造で気水分離機能があり、空気の混入にも強く優れた自吸性能を発揮します。

    自吸運転が可能な吸込揚程は、最大-5mとなります。(移送液条件や設置条件によって変化します)
    詳細は弊社営業までお問い合わせください。


2.既設の懸念を払拭したい!

  • シール漏れで困っている

    シール漏れに強いみつわのポンプなら改善できます。

    みつわポンプのシール構造は移送液漏れに強い構造となっております。

    採用しているシール構造はポンプによって異なり、主には以下の2つとなります。

    無注水型ダブルメカニカルシール

    シールセルポンプ、ラバーセルポンプ、スルーセルポンプ、クローバーポンプに採用

    【特徴】

    ・外部への液の飛散が無い

    ・外部注水が不要

    ・短時間の空運転が可能

    ・摺動材は耐摩耗性に優れたSiC×SiCを採用

    ・二重のシール構造により漏れを最小限に抑制

    ・アウトサイド型により移送液の接液が少なくスラリーに強い

    マジックシール

    マジカルポンプに採用

    【特徴】

    ・外部への液の飛散が無い

    ・外部注水が不要

    ・短時間の空運転が可能

    ・軸封部は接液しないため、移送液の影響を受けない

    ・シール部が摺動していないため、スラリー液による摩耗がない

    ・接液及び摺動がないため、シールが消耗品ではありません

    シール漏れには移送液の他運転条件や設置条件など複数の要因が考えられる場合がございます。
    みつわポンプはスラリーポンプメーカーとして、スラリー液移送条件における実績やノウハウがございますで、ポンプだけではなくお客様の課題に対してソリューション提案が出来ればと考えます。
    お困りの際は是非一度みつわポンプへご相談下さい。

  • 空運転でよく故障する

    みつわのポンプは短時間の空運転であれば問題ございません。

    みつわポンプのシール構造はそれぞれ数分程度の空運転であれば耐久可能な設計となっております。

    ただし、長時間の空運転は摩擦熱によるシール及びポンプの早期故障原因となりますので絶対に行わないでください。

  • メンテナンスが大変で困っている

    みつわポンプはメンテナンスが容易です。

    みつわのポンプは主にバックプルアウト方式を採用しているため、配管を外さずに回転部のメンテナンスが可能です。(マジカルポンプ除く)

    スラリーポンプの多くは回転部分が固定されているため、ポンプを一旦配管から取り外す必要があります。(ポンプ口径によっては、重機が必要となるケースもあり手間とコストがかかります)

    弊社製品はポンプがケーシングで固定されている為、配管を付けたまま回転部を取り外しメンテナンスを容易に進めて頂くことが可能です。

  • スラリーや異物による閉塞を改善したい

    みつわポンプの製品はスラリーや異物等の閉塞に強い構造です。ただし、移送液の条件によっては使用が困難な場合もございます。

    みつわポンプ製品は、セミオープン型インペラー(スルーセルポンプは特殊二枚羽)を採用しており、スラリーや異物が閉塞し難い構造となっております。

    また、シールは液漏れしにくい構造のダブルメカニカルシールマジックシール(マジカルポンプのみ)を採用しておりますので、外部にリークしたくないスラリー液を移送する箇所にも最適です。

    ただし、移送液条件によっては使用が困難となる場合もございますので、ご用命の際には以下の条件を弊社営業にご教示いただきますようお願いいたします。

    ■移送液内容(成分、温度、スラリー濃度、スラリーもしくは異物粒径、pH、比重、粘性)

    ■仕様点(流量、揚程 / 自吸or押込)

    ■電動機条件


3.みつわポンプのココが知りたい!

  • ダブルメカニカルシールとはどのような仕組みですか?

    二重のシール構造を持つ、漏れに強いメカニカルシールです。

    ダブルメカニカルシールには摺動面(シール面)が一次側と二次側の2カ所存在します。
    各シール面は、ケーシング(ケーシングカバー)に取付する「固定環」と、シャフトに取付し共に回転する「回転環」で構成されており、回転環は間のスプリングにより押されて軸方向に動き、シール面が密着・追随する構造となります。

    メカニカルシール室内はオイルを封入しており、シールの潤滑と冷却を行っています。
    上記より無注水型となり、安定した自吸性能短時間であれば空運転が可能な仕様となっております。

    ただし、ダブルメカニカルシールは移送液の漏れを極力抑える目的がございますが、漏れを完全に止めることは出来ません。(漏れ量がゼロの場合は、シール面の潤滑が出来ずにシール材が激しく摩耗してしまいます)
    極めて微量のリークを伴いながら稼働するため、封入されているオイル内に移送液が少しずつ混じります。
    メカニカルシール室には外部からオイル状況を確認する「点検用オイル窓」がございますので、オイルの状態を確認し定期的または必要に応じてオイル交換を行っていただく必要がございます。
    これが、みつわポンプの日常的なメンテナンスとなります。

  • マジックシールとはどのような仕組みですか?

    マジカルポンプ(CWM)に搭載の、磁石の力で軸封部を開閉するシールです。

    マジックシールは回転ディスク内に磁石が設置されており、ポンプ運転時の遠心力によって磁石が移動しシールの開閉を行う仕組みとなります。停止中は吸着して閉じており、運転時は離れて摺動せず消耗しないため消耗部品の発生がありません

    ポンプ停止時は吐出口からの逆流と吸込側の流入によって軸封部へ正圧が発生し、移送液が軸封部から外部へ流出しようとします。
    それをカットシールで減圧し、さらにマジックシールの磁力の吸着力で可動シールが回転ディスクに吸着します。軸封部を密閉することで、液面の上の空気を密閉して外部への流出を防ぎます
    軸封部は接液しませんので、スラリー液でも問題なくシール性を発揮します

    ポンプ運転(回転)と同時に回転ディスク内の磁石は遠心力で移動し、磁力の吸着力を失い可動シールが開きます。
    また、ポンプ運転中はインペラーの裏羽根作用でバランスし裏羽根より上部へ移送液は侵入しませんので、移送液の流出がありません
    よって、シール部が摺動していないため、スラリー液による摩耗や空運転にも強い構造です

  • 芯出し方法を教えて下さい

    据付要領書の「芯出調整要領」にてご確認下さい。

    以下より、据付要領書がダウンロードできます。
    その内、芯出調整要領の項目にて詳細方法を記載しておりますのでご参照ください。

    据付要領書

    また、マジカルポンプにつきましては芯出し調整の必要はございません。

    ポンプ芯出調整が正しく行われずにポンプを運転した場合、振動・騒音の発生やベアリング・メカニカルシールの早期故障の原因となります。
    ポンプ設置時やメンテナンス完了後には必ず芯出調整を実施して下さい

    ラバーセルポンプ・クローバーポンプは逆回転が厳禁となります。
    インチング(寸動運転)であってもインペラーが破損する恐れがございますのでご注意ください。

  • ポンプの修理は行っていますか?

    工場預かり修理、現地修理ともに対応可能です。

    みつわポンプは、『アフターサービスを大切にし、お客様に安心を提供すること』を心掛け、納入後のポンプもしっかりとサポートいたします。
    メーカー員による現地修理工場預かり修理はもちろんのこと、遠方のユーザー様に対しては、サービスネットワークをご紹介させて頂く事も可能です。

    また、お客様のセルフメンテナンスも全力でサポートいたします。
    当WEBサイト内にメンテナンスのページを設けておりますので、以下より是非ご参照ください。

    メンテナンスページ