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営業トピックス 2006年2月号 ~ゴミ処理の新技術にみつわ製ポンプが有効~

~ゴミ処理の新技術にみつわ製ポンプが有効~

従来、我国の市町村の処理設備では、生活ゴミや産業廃棄物などを約700℃で焼却していた。
しかし、700℃ではダイオキシンの発生の原因となり、環境問題の元凶となる。そこで、鉄鋼の熔融設備を転用し、温度を1100℃以上に高めて焼却する方法が近年多く採用されている。 ただ、この方法は焼却灰が多量に発生するという問題点がある。
A社では、この問題を解消する為、ガス化熔融するゴミ処理プロセスを確立した。この技術は、ヨーロッパのガス化技術とA社の製鉄技術を統合することにより開発されたものである。
ただ、このゴミ処理プロセスでは、焼却ガスを急速冷却する工程で発生する、塩素ガス・混合塩・金属酸化物・スラッジなどの処理が必要となる。A社では従来、ヨーロッパ製のポンプを使用していたが、耐磨耗、耐腐食、無閉塞などの困難な条件の下、全く耐えることが出来ず困っていた。そこで、弊社に技術協力の依頼があり、耐磨耗(ゴム)、耐腐食(ゴムと特殊ステンレス)、無閉塞(特殊羽根)を併用したポンプを開発した。現在では従来の5~7倍の耐久性を実証し、さらに価格面でもコストダウンを実現し、A社から高い評価を頂いている。(小林)