営業トピックス 2007年4月号 ~鉄鋼関連の採用事例~
~鉄鋼関連の採用事例~
近年、製鋼工場の集塵水シックナー汚泥引抜にご採用を頂いております。
従来、他メーカーのポンプをご使用されていた折は・・・
①グランド部からの液漏れが生じ、ポンプ周辺が劣悪な環境であった。
②移送する汚泥内に、時折ガスが発生し揚水不良を引起していた。
このような条件下で、当社ポンプをテスト的にご採用頂き・・・
①ダブルメカニカルシール構造により液漏れを改善し、環境美化に成功。
②気液分離構造(自吸式)でガスの滞留を無くし揚水不良の問題を改善。
以後、多数のご採用を頂き、現在も新たな課題に取り組みながら、ご協力させて頂いております。
その他、従来からユーティリティ設備用としてご使用頂いていた、消石灰スラリー移送、酸洗メッキライン排水移送・・・等々と併せて、今後も活躍できる用途を広げるべく努力しております。
営業トピックス 2007年2月号 ~ビール会社への採用事例~
~ビール会社への採用事例~
『珪藻土』とは・・・辞書によりますと『死んだ珪藻が水底に堆積して出来た地層。研磨剤・耐火レンガの原料』と書かれております。
珪藻土混入スラリーについては、他社の従来品のポンプ(グランドパッキン方式)ではスリーブが1年間の連続運転に耐用せず、毎年の交換が必要でした。またケーシング・インペラーについても3年以内に取替えの必要があり、メンテナンスの時間・費用とも大きな負担となっていました。
4年前にあるビール会社からの依頼で、プレス打ち込み用ポンプとして弊社のラバーセルポンプが採用され、初めて珪藻土混入スラリー液を扱いました。
8~10Hr/日の運転で2年間、問題なく稼動したことで評価をいただき、更に大容量で24Hr連続運転の現場で弊社のビックラバーポンプ採用していただきました。
1年間、流量・圧力・電流値・液漏れなど測定しましたが、問題ありませんでした。
その後、オーバーホールをして、摩耗・その他軸封部についても検査しましたが、大きな問題は見られませんでした。
珪藻土はビール会社をはじめ、酒・醤油などの生産工場のろ過工程に使用されたり、また研磨剤として使用されています。珪藻土混入スラリー液の処理にお困りの方は是非、ご相談ください。
営業トピックス 2006年12月号 ~今期、農業集落排水処理施設向けに スルーセルポンプの引合・受注が増加~
~今期、農業集落排水処理施設向けに
スルーセルポンプの引合・受注が増加~
スルーセルポンプ開発以前
団地の生活排水処理施設の汚泥引抜ポンプとして、弊社の従来機種であるシールセルポンプを納入したところ、インペラーに汚泥の閉塞が発生しました。(写真1)
汚泥中には、髪の毛等の異物が混入しており、シールセルポンプでは難しい汚泥でした。
写真1
特殊二枚羽インペラー(スルーセルポンプ)の開発
写真2
問題を解決すべく試行錯誤を重ね写真2の形状のインペラー(特殊二枚羽)の開発に成功しました。
同箇所にポンプを取り付けたところ問題は解消し、現在のスルーセルポンプシリーズに至っております。
現在、農業集落排水処理施設をはじめ、し尿処理場・工場排水処理設備・製紙工場等、多用途に納入させて頂いております。
ポンプへの異物の閉塞でお困りがありましたら、是非ご相談ください。
営業トピックス 2006年10月号 ~ラバーセルポンプ、半導体関連会社に多数採用~
~ラバーセルポンプ、半導体関連会社に多数採用~
半導体関連会社における水処理工程のフッ酸処理用ポンプに、弊社の自吸式ゴムライニングポンプ「ラバーセルポンプ」が採用されています。
従来、フッ酸処理用ポンプは樹脂製ポンプが一般的でした。容量が大きく、縦型タイプが多い為メンテ時には重機を使用し、大変大がかりでした。
また、分解時に樹脂部に傷をつけることもありました。部品価格が高く、納期も非常にかかるようです。 それに比べ、弊社の「ラバーセルポンプ」は、バックプルアウト式を採用、配管を外さずに部品交換が可能である為、メンテが容易で費用も約1/4です。
さらに、価格面でも樹脂性ポンプの半分以下です。ケミカル液のなかでも特に面倒とされるフッ酸ですが、弊社「ラバーセルポンプ」は揚液濃度約10%まで使用可能です。
営業トピックス 2006年8月号 ~メタン発酵プラントでの採用事例~
~メタン発酵プラントでの採用事例~
近年、メタン発酵設備でのご採用が増えてきております。
2001年に初めてのご採用を頂いてから、徐々に納入を広げ10数件の納入実績にまで至りました。
生ゴミ,焼酎粕,家畜糞尿,海藻・・・など、媒体はさまざまですが、
主に、②発酵槽の循環用としてご使用頂いております。
他、①前処理プロセスからの移送、または③消化液の移送・・・等々もございます。
※御採用に至ったポイント※
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軸封(ダブルメカニカルシール)への注水が不要(プラント排水量を抑制)
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セミオープンまたは特殊二枚羽のインペラを使うことで、ポンプ内での固形物の詰まりを防ぐ。
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前処理プロセスのような、特に耐酸材質が要求される箇所でもステンレス、ゴムライニングなどの材質で対応可能。
営業トピックス 2006年6月号 ~多目的に利用可能なラバーセルポンプ~
~多目的に利用可能なラバーセルポンプ~
新年度に入り若干落ち着いた感はありますが、お陰様で昨年度に引き続き工場はフル稼働が続いております。特にラバーセルポンプ(自吸式ゴムライニングポンプ)の受注が伸びておりますので納入実績をご紹介いたします。
ラバーセルポンプはセラミックスラリーの移送用として開発されましたが、近年、酸性液や高CI濃度溶液を含むケミカルスラリー用途としてのご使用が増えております。
ラバーセルポンプの近年の主な納入実績
- 半導体関連工場の排水設備(メッキ廃液・研磨廃液)
- 電子部品工場の排水設備(純水装置からの廃液・セラミック焼結ラインからの廃液)
- 硝子工場の研磨ライン(酸化セリウムスラリー・加工廃液)
- 研磨材製造工場および研磨・切削装置(アルミナスラリー・SiCスラリー等)
- ごみ焼却設備の水処理設備(酸性スラリー)
- ゴミ(焼却灰)の浸出水処理設備(高CI廃液)
- ビール工場等の珪藻土スラリーの移送
- 海水・塩水等(塩濃度の高い揚液)の移送
- PHの変化する排水移送
(池川)
営業トピックス 2006年2月号 ~ゴミ処理の新技術にみつわ製ポンプが有効~
~ゴミ処理の新技術にみつわ製ポンプが有効~
従来、我国の市町村の処理設備では、生活ゴミや産業廃棄物などを約700℃で焼却していた。
しかし、700℃ではダイオキシンの発生の原因となり、環境問題の元凶となる。そこで、鉄鋼の熔融設備を転用し、温度を1100℃以上に高めて焼却する方法が近年多く採用されている。 ただ、この方法は焼却灰が多量に発生するという問題点がある。
A社では、この問題を解消する為、ガス化熔融するゴミ処理プロセスを確立した。この技術は、ヨーロッパのガス化技術とA社の製鉄技術を統合することにより開発されたものである。
ただ、このゴミ処理プロセスでは、焼却ガスを急速冷却する工程で発生する、塩素ガス・混合塩・金属酸化物・スラッジなどの処理が必要となる。A社では従来、ヨーロッパ製のポンプを使用していたが、耐磨耗、耐腐食、無閉塞などの困難な条件の下、全く耐えることが出来ず困っていた。そこで、弊社に技術協力の依頼があり、耐磨耗(ゴム)、耐腐食(ゴムと特殊ステンレス)、無閉塞(特殊羽根)を併用したポンプを開発した。現在では従来の5~7倍の耐久性を実証し、さらに価格面でもコストダウンを実現し、A社から高い評価を頂いている。(小林)
営業トピックス 2005年12月号 ~海外向けにラバーセルポンプ受注~
~海外向けにラバーセルポンプ受注~
ラバーセルポンプ 1SM-RZ 6台 2SM-RZ 12台 合計 18台
この度、IT関連工場の排水プラント設備用として、中国・東南アジア向けに大量受注をいただきました。工場廃液の水処理設備における、国内での使用実績の評価が、海外での新工場設立の際、弊社のラバーセルポンプの採用につながりました。
弊社のラバーセルポンプを採用していただいた理由としては、純水装置の排水・セラミック焼結ラインから出るスラリー液などの処理用として、ステンレス製ポンプやマグネットポンプでは使用が難しく、それらに耐えるゴムラインイング製ポンプが採用されたということです。同様の排水プラント設備用として、 弊社のラバーセルポンプのニーズは 今後益々、高まっていくと考えられます。 (梅原)
営業トピックス 2005年10月号 ~新分野での最新受注例~
~新分野での最新受注例~
今回は、最近受注した新分野での納入実績を2件紹介いたします。この2件は共に、プラントメーカーでの採用となっております。
①原子力発電所(放射能区域外/排水処理施設)
ラバーセルポンプ × 8台
②土壌浄化施設
シールセルポンプ × 10台
弊社では10年程前までは、民間工場向けの需要がほとんどでした。
現在でも民間工場向けが一番の柱となっていますが、近年、農業集落排水・最終処分場や、し尿処理場等の官公庁向けの需要が増え、弊社の売上の大きな柱となってまいりました。
また、数年前から納入しているメタン発酵プラントでの需要も徐々に増えています。今回受注した、発電所・土壌浄化施設でも今後、徐々に増加するよう努力したいと思います。
用途・採用理由等の詳細も機会があればこの場で連絡させていただきたいと思います。(池川)