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営業トピックス 2013年5月号 ~嫌気性排水処理施設の 「反応槽」樹脂充填ポンプとしての適応性~

ビール工場・食品工場に普及している嫌気性生物処理は、グラニュール(菌体の自己造粒体)を用いた処理方法であり、高濃度有機排水に適しています。
しかし、他の業種の低濃度有機排水ではグラニュールの維持が困難で安定運転が難しく、嫌気性処理を導入できないという問題があります。
嫌気性生物処理方法は好気性生物処理より余剰汚泥量が少なく、省エネ効果の高い処理方法と知られていますが、この理由から普及が進んでいません。
近年、「嫌気性反応槽」に嫌気性微生物を付着させた「樹脂」を充填させることにより、低濃度有機排水に適応可能となりました。これにより、嫌気性生物処理の普及拡大にドライブがかかるものと思われます。従来、樹脂充填には「チューブポンプ」を使用することが一般的でした。
しかし、「嫌気性反応層」に充填する樹脂は硬質なため、チューブポンプ(チューブ破損)が使用できません。さらに、現場がメタンガス発生場所のため作業員の安全確保を含め、確実な充填方法を検討されました。
当社の「シールセルポンプ」は、この用途に最適な樹脂充填ポンプとして水処理メーカーから高い評価をいただきました。
今後、水処理メーカー・メンテ会社・ユーザー等に拡販するつもりです。(龍野)
*この技術に関しては当社営業にお尋ねください。